社会

《中高生からみるSDGs》SDGs5番『ジェンダー平等を実現しよう』

ジェンダー平等を実現しよう

 2020年となった今でも、女性差別が解決されていないというのが現状です。昔ほどあからさまには行われていないので気付く人は少ないと思いますが、身近なところで意外と差別は行われています。世界的に見ても、女性が教育を受けられていない国もあります。そんな性別に関する認識を変えるために掲げられたのが、このSDGs 5番「ジェンダー平等をなくそう」というわけです。

性差別の歴史

 「男尊女卑」という言葉を歴史の授業などでも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。昔は差別が行われていたのか…と聞き流していませんか?なぜこんなことが認められてきたのか。その歴史を少し深堀りしてみましょう。

 その起源は縄文時代まで遡ります。しかし、縄文時代はどうやら男性よりも女性の方が地位が上だったようです。その証拠として、邪馬台国を治めていた卑弥呼も女性であったということが挙げられます。そして、この時代に最も重要だったのは食料を得ることでした。男性は狩りに行きますが、必ず獲物を捕れるわけではありませんでした。一方女性は、農作物を育てていたので安定した食料の供給ができていたわけです。
 こういった理由から、この時代は女性の方が権力があったんですね。

 では、男性の方が権力を持つようになったのは一体いつからなのでしょうか。

 それは、頻繫に戦いが起こるようになった平安時代末期から鎌倉時代にかけてだといわれています。筋力があり、武器を扱うことに長けていた男性が権力を持つようになりました。それ以降、明治維新が起こり平塚雷鳥が現れるまでは、「男尊女卑」という思想があたりまえの世の中になってしまいました。

現代における性差別

ここからは現代の性差別についてまとめていこうと思います。

 アフリカでは、多くの子供が「女性だから」という理由で学校に通えていません。何故なら、貧困層の国の家庭には未だに女性よりも男性が優遇される習慣が残っているからです。女の子には家の手伝いをさせて、男の子には将来のため学校に行ってもらわなければいけないわけです。しかし、親の収入が低いことが原因で、男の子にも十分な教育を受けさせることができない場合が多いのもまた事実です。そうなると、下のような「負のスパイラル」が起こってしまいます。

 気付いた方も、もしかしたらいるかもしれませんが、この図は貧困の仕組みを説明するときによく用いられるものです。この記事はジェンダー平等についてじゃないの?と感じるかもしれません。しかし、男女差別問題というのは独立した問題ではないんです。貧困や教育といった様々な問題が絡み合って、この男女差別というものが生まれているんです。

つまり

 さて、前半は日本のことについて話していたのに、急に後半でアフリカのことを話しだしたせいで、まとまりのない文章になってしまいました。しかし、私も何も考えずにこの構成にした訳ではありません。私は性差別問題の原因が生活している環境にあると考えています。

時代背景必要なもの適した性別
縄文食料(農耕)女性
鎌倉戦に勝つための力男性
現代アフリカ子供への教育男性…?

 前半の内容を簡単にまとめるとこんな感じになります。上の二つに関しては、理由として納得できなくはありません。(決して差別を認めているわけではない)しかし、最後の一つは明らかにおかしいと思いませんか?おそらくアフリカでも争いがたくさん起こっていた時代があったのだと考えられますが、現代にまでその習慣を引きずる必要はないと思います。かと言って今すぐアフリカの女の子にも、男の子と同じように教育を受けさせることができるか、と言われればそれは不可能です。何故なら、先ほども述べた通り、お金がなくて学校に行かせてあげられない親や、学校自体が存在しない場合だってあるわけです。

 「男女平等!」とか、「女の人にも教育を!」などと言うのは簡単ですが、その裏側には差別だけではなく、貧困や教育問題といった様々なクセのある課題が絡んでいて、だからこそ解決したくてもなかなかジェンダー差別が無くならないのではないかと考えています。

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